不登校でも学べる 学校に行きたくないと言えたとき
もう「学校」だけに「学び」を頼らない!
すでに不登校の状態になっている親子には、こんな居場所や学びの場があるよと提案したい。まだ不登校ではないけれど一抹の不安を感じている親子には、仮に「学校」に行かなくてもいきなり詰んだりはしないと伝えたい。そうすれば、少しでも心に余裕ができるんじゃないかと思います。そんな思いで、フリースクールから不登校専門塾、不登校特例校、教育支援センター、通信制高校まで徹底取材しています。なんと432ページ!でもガイドブックではありません。どういう性格の場所が、実際にはどんな雰囲気で、どんな心意気を持った人たちによって運営されているのかをできるだけ丁寧に描こうと思って書きました。彼らの心意気自体が、わが子の不登校に不安を感じている親にとっての、いたわりとねぎらいと励ましになるのではないかと思います。
おおたとしまさ
教育ジャーナリスト。麻布中学・高校出身で、東京外国語大学中退、上智大学英語学科卒。株式会社リクルートから独立後、数々の育児誌・教育誌の編集に携わる。教育や育児の現場を丹念に取材し斬新な切り口で考察する筆致に定評がある。心理カウンセラー、小学校教員としての経験もある。著書は『ルポ森のようちえん SDGs時代の子育てスタイル』など70冊以上。
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目次
序章 学校に行きたくないと言えたとき
第1章 不登校と社会の変化
第2章 居場所・塾・ホームスクール
第3章 学校から半歩離れる教育支援
第4章 不登校経験者が通う学校
第5章 フレキシブルに通える通信制高校
第6章 モザイク模様の学び環境へ
終章 親子で取り戻すそれぞれの自分